志と生き方
もし今日が人生最後の日なら。先送りしている大切なこと。
3月の倶楽部の最後に投げかけられた、人生の優先順位を見つめる問い。限りある時間を誰と、何のために使いたいのかを考えます。
先人の知恵を、今日へ
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この記事の要点
「もし今日が人生の最後の日だとしたら、何をしますか」。この問いを通して、講義では日々の予定の奥にある、本当に大切にしたいことを一人ひとりが考えました。
- 明日があることを当然とせず、今の時間の使い方を見つめる。
- 正しい答えを探す前に、自分が大切にしたい人やことを思い浮かべる。
- 問いを大きな決意で終わらせず、次の一か月の行動につなげる。
連絡しようと思っていた人に、まだ連絡できていない。伝えたいことはあるけれど、また今度でよいと思っている。日々の用事をこなすうちに、大切なことほど先へ送ってしまうことがあります。 3月28日の倶楽部では、「三つの鏡」の学びを終えたあと、人生の時間そのものへ目が向けられました。
人生には、限りがある。
講義で語られたのは、人は必ず死ぬこと、人生は一度きりであること、そしてその終わりがいつなのかはわからないという三つの事実でした。これは特定の年齢の人だけに向けられた話ではありません。
そのうえで、今日これからしようとしていることは、自分が心から大切にしたいことなのか、という問いが示されました。予定が埋まっていることと、自分が納得して時間を使っていることは、同じではないのかもしれません。
すぐに答えが出なくても、問いを置いてみる。
「もし今日が人生の最後の日だとしたら、何をしますか」。講義では、簡単に答えは出ないとしたうえで、静かに自分の時間を持ち、考えるよう促されました。
この問いには、全員に共通する模範解答があるわけではありません。誰かに話をしたいのか、何かを確かめたいのか、今の時間をそのまま大切に過ごしたいのか。自分の中から浮かぶものを、まず見つめてみることに意味があります。
残された時間を考えると、大切なものが見えてくる。
普段は、緊急な用事が先に目に入ります。一方で、人生の終わりを仮に思い描くと、いつもとは違う順番で、人や出来事が心に浮かぶことがあります。
そこで気づいたことを、日常から切り離さずに考えてみます。自分が本当に大切にしたい関係や役割に、今の時間の使い方はつながっているでしょうか。この問いは、暮らしを否定するためではなく、その中の優先順位を確かめる手がかりになります。
月に一度、日々の生き方へ立ち戻る。
講義では、この問いが、悔いのない人生を考えるもののふ立志会のテーマと結びつけて語られました。月に一度集まり、先人の学びを受け取り、次の一か月へ向かう。その時間を、自分の軸へ立ち戻る機会にしていきます。
問いに触れた直後の気持ちを、ずっと同じ強さで保つのは簡単ではありません。だからこそ、また立ち戻れる時間を持つ。一度で答えを完成させるのではなく、経験とともに考え続ける学びです。

今日できる、小さな一つを選ぶ。
この問いを無理のない範囲で考え、思い浮かんだことを一つ書いてみてください。すべてを変える必要はありません。誰かへ短い連絡をする、感謝を言葉にする、大切な用事のために時間を確保する。まずできる形を探してみます。
人生最後の日を考えることから見えてくるのは、遠い未来だけではありません。今日をどう過ごしたいかという、今ここにある選択でもあります。
参照情報
2026年3月28日 もののふ倶楽部「貞観政要・人生最後の日」
文字起こしの01:23:49〜01:27:00付近を中心に編集。講義での問いを読み物として再構成し、参加者個人の回答は掲載していません。日常の具体例と末尾の実践案は編集上の提案です。





